アメリカを知る

 最近ちょくちょくチェックしているのがPredictifyというサイト。

「Don't just read the news - Predict it!」というキャッチフレーズどおり、政治、経済、社会問題、気象、カルチャー、スポーツなどからさまざまな話題をとりあげ、ユーザが予想している。 同性愛結婚が合法化された今週、サンフランシスコで結婚するカップ…

きのうのオリンピック聖火リレー in サンフランシスコは、前代未聞の顛末だった。 おとといの夕方、土壇場になってギャビン(・ニューサム市長)が「明日のルートは変更する。でも公表しない」と発表。リチャード・ギアとデズモンド・ツツ大主教を迎えてのプ…

沖縄の中学生を暴行した米兵が釈放された。自分の国(米国)でやったら、間違いなく刑務所行きになることをしたのに、と思うと歯がゆい。 Statutory Rapeという言葉がある。日本では法的強姦、などと訳されているようだ。日本語/英語のWikipediaを参考に簡…

日本では40代ともなると自分のことを’おじさん’’おばはん’とか呼んで、表向きには「恋愛は卒業しました」という顔をしている人がけっこう多い。 アメリカでは’おじさん・おばはん’にあたるような言葉はないし、恋愛を卒業する気は全くない人のほうが多い。 …

ドキュメンタリー番組の取材で、ワシントンDC、ナッシュビル、ラスベガスとまわってきた。 DCのダレス国際空港は「イオンスキャン」とかいうセキュリティシステムを使っており、セキュリティゲートに入ると四方からプシュッと空気が発射される。なんか病院検…

 1週間ほど、NYに行ってきた。

8月に就航した「ヴァージン・アメリカ」に乗っていったのだけど、フライト・アテンダントがやたらとフレンドリーだった。たまたまフレッド・リードCEOが同じ便に乗っていて、ラッキーにもその場でインタビューさせてもらえた。 どうしてサンフランシスコを…

 先週末、とても楽しみにしていたイベントに連れていってもらった。その名もThe Rolling Stone Ex-Employee Reunion。『ローリング・ストーン・マガジン』で働いていたジャーナリスト、エディター、デザイナーたちが、30年ぶりで集まったのだ。

Rolling Stone Magazineは、1967年、サンフランシスコで誕生した。ヤン・ウェナーが音楽ライターのラルフ・グリーソンを誘って、「音楽のことだけでなく、音楽が表現するものやあり方について書こう」と始めたもので、第一号の表紙は映画『How I Won the War…

冷蔵庫の中の残り物で、チリビーンズもどきを作ることにした。 キドニービーンズ缶詰にすごく塩辛いソーセージを細かく切って加え、 ハラペーニョ (青唐辛子) 紫玉ねぎ にんにく エシャロット をみじん切りして加えて炒め、 トマトソースを加えてちょっと…

携帯電話を契約しに行った。 友人が「お金がかからないように、うちの家族プランに入ればいい」と言ってくれるので、言葉に甘えることにした。「でも、本当の家族でなくていいの?」「何か証明は必要ないの?」と聞くと、「They don't care. They want busin…

サンフランシスコに来て、10日ほど経った。 渡米前の寝不足も、疲労も、時差ボケも解消した。 今週から来週にかけては締切りが続いているが、今月は苦戦している。というのが、eveningが長いのだ、アメリカにいると。 今ステイさせてもらっている家の友人は…

前に飛行機で隣の席になった男の人(アメリカ人)が、遠距離恋愛中の彼女(日本人)にプロポーズする計画を話してくれた。長くつきあった相手だけど、何カ月か会っていないとのこと。ロンドンの彼女の職場にいきなり現れ、そのままパリのエッフェル塔のレス…

勧められて、『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』5月号のクリエイティブ資本主義の特集を読んだ。『The Rise of the Creative Class』の著者、リチャード・フロリダ氏のインタビューが面白かった。取材は大野和基さん。 「クリエイティブ・クラスと…

先週、アメリカ大使館にビザ面接に行ってきた。 春と夏は学生ビザの申請が多いため、すごく混むんだそうで、この日も待ち時間は2時間。一番前に座って他の方々の面接の様子を見ていたら、労働ビザを申請している人以外は、面接は簡単だった。領事さんはみん…

子どもをどうほめて育てるか、という記事『How Not to Talk to Your Kids』が米国で話題を呼んでいる。 記事はコロンビア大学が、400人の5年生を対象に行なったテストについて書いている。任意で選んだ子どもにパズルを解かせ、そのうち半分の子どもには「Y…

*[JCulture]

知らない人と目が合ったら、米国ではにこっと笑い、日本では目をそらすのが流儀。アメリカ人は自分がにこっと笑ったのに目をそらされると、「どういうこと? 傲慢じゃない?」「何か後ろめたいことでもあるわけ?」と悪い印象を持つ。そんな時、「日本では知…

日本の雑誌などで最近「結婚しない男」「結婚できない男」の特集を見かける。私の男友達の大半は、20代から「ずっと結婚している人」たちか、結婚はしてもいいけどしなくてもいいかな〜という「ずっと独身の人」たちだ。だけどアメリカに行くようになってか…

反戦の母の象徴、シンディ・シーハンのインタビューを翻訳していたところへ、戦争に赴いた女性兵士たちに関するニュースが入ってきた。*** アフガニスタンで、52才の女性兵士が戦死したという。コンバットで亡くなった女性としては、最年長だった。(シカ…

この夏、ドキュメンタリー番組のリサーチをしていて知ったのだが、「Unmarried and Single American's Week」というのがあって、それが今週だ。もともとは「ひとり者に対する偏見や差別を排し、独身者に同等の権利を主張する」という主旨で、1984年にオハイ…

American Sociological Reviewにの調査によると、アメリカ人の4人にひとりが「社会的に孤立していて、個人的な悩みを相談する人がいない」と答えている。また、「相談できる相手は配偶者のみ」と答えた人が約10%いたそうだ。日本で同様の調査があるとした…

赤ちゃんを出産した元恋人を25才の男性が訴えたケースを、CNNで報道していた。「彼女が絶対大丈夫だって言ったからそうしたんだ。それでできた子供に自分の責任はない」。つまり、月々300なにがしかドルの養育費を払いたくないんだそうだ。倫理専門のコラム…

CNNのニュースから。精子バンクから精子を買っても提供者は明かされないことになっている。が、「何番の人」が父親かというのはネットで調べられるんだそうだ。で、このNO.104の精子を使って生まれた子どもは、なんとこれまでに14人。「182cm以上で、アスリ…

アメリカのバレンタインデーは、「女性が男性に告白する日」の日本とだいぶ様子が違う。男性が恋人や妻にプレゼントをあげたり、特別なデートをプランすることが多い。 男性方の話を聞いてみると、バレンタインデーの気合いの入れ方は個人差が激しい。「彼女…

映画『ザ・コーポレーション』の中で、インターフェイス社のトップが、いかにして企業をグリーン化するかということを話していた。工場の廃棄物を減らして再生可能にするシステムを作るとか、そういうことは日本の企業は省エネのためにやってきてるし、ユー…

「彼氏に子どもができたって言ったらおめでとうって言われたので、てっきり結婚するのかと思ったら、子育てのサポートはするけど結婚はしないよと言われた」。極端な例ではあるが、アメリカに住むアメリカ男性と日本女性のカップルには、いかにもありそうな…

サンフランシスコから日本に戻り、豪華なデコレーションやMerry Christmasというサインを目にし、クリスマスソングをやたら耳にするので、面食らってしまった。あちらではクリスマスソングはさほど聞かなかったからだ。 "Merry Christmas"という表現を使うか…

Long Now Foundationでは、毎月一度ゲストを招き、サンフランシスコで講演を行なっている。12月のゲストは『The End of Faith: Religion, Terrror, and the Future of Reason』を書いた気鋭の哲学者Sam Harris。この本は、たとえ自分の宗教に従うことが残虐…

パーティで、素敵な紳士に会った。すらりとした長身、ぴんとのびた姿勢、グレーに光る髪、知的なまなざし・・。この感じ、どこかで見たことあると思っていたら・・納得! ユナイテッド航空のパイロットを、数年前にリタイアしたんだって。今も制服がぴったり…

今夜はサンノゼに住むカップルの家で、サプライズ・バースデーパーティ。集合時間の6時前に行くと、すでに30人ほどの人がワイングラス片手におしゃべりしている。うわー、女性たちがちゃんとメイクしてるよ。デザインもののセーター着てるよ。いかにもサン…

バドワイザーライトのラジオCMシリーズ、Real American HeroとReal Man of Genius。 「プロレスのコスチュームデザイナー」とか「フォーチュンクッキー・ライター」とか「ウェディングバンドのギタリスト」とか、いろんな職業の”本物の男(ヒーロー、天才)”…

アメリカよりカナダの方がいい国だ・・。ほんの少しのアメリカ人と、ほとんどのカナダ人はそう思っている。私もそう思っている。ここでいう”いい国”というのは、”人がいい”とほとんど同義。モントリオール在住の親友、みえちゃんに言わせると「よくも悪くも…