バドワイザーライトのラジオCMシリーズ、Real American HeroとReal Man of Genius。
「プロレスのコスチュームデザイナー」とか「フォーチュンクッキー・ライター」とか「ウェディングバンドのギタリスト」とか、いろんな職業の”本物の男(ヒーロー、天才)”をおちょくったジョークが人気で、かなりのサイトが音源や歌詞を公開していた。バドワイザー社は著作権の都合上、ウェブから音源を一掃しようとしたらしいが、今もけっこう残っている。何しろCMは数十もあるので、「あれ聴いた?」「新しいの出たよ」と、ラジオで聴き逃したのを聴くのにウェブが使われたようだ。ウェブによる宣伝の波及効果は大したものだったのではないだろうか。なかなかの戦略だ。やるなー。
ここでシリーズが聴ける:
http://diis.net/article.php?story=budlight
このCMのボーカルは、80sのロックバンド”サバイバー”(『Eye of the Tiger』がヒット)のデヴィッド・ビックラーだとのこと。いかにも80sのこぶしのまわった歌を聴かないと、このCMの面白さは伝わりにくいが、それでもひとつ、歌詞のサンプルを。
Mr. Fancy Coffee shop Coffee Pourer


Bud Light Presents Real Men of Genius
(Real Men of Genius)
バドライトが送る本物の男
(本物の男〜)

Today, we salute you, Mr. Fancy Coffee shop Coffee Pourer
(Mr. Fancy Coffee shop Coffee Pourer)
What do you do with a masters degree in art history?
You get a nose ring and pour coffee for a living.
(pour it on now)
今日称えるのは、高級コーヒーショップでコーヒーを注ぐ君だ。
(高級コーヒーショップでコーヒーを注ぐ男〜)
美術史で修士号をとったら、何をするか?
鼻にピアスをして、コーヒーを注ぐ仕事に就くんだ。
(あぁ、注ぐんだ〜)

Why is it called a latte? Maybe because it costs a latte
and, it takes a latte time to make.
(whole lotta latte)
なぜlatteというんだろう?たぶんお金がa latte(a lot)かかるし
つくるのにもa latteな(a lotな)時間がかかるんだろう
(ものすごくかかる〜)

Someone ordred a cappuccino? Step aside and let the
man who works the milk foamer take over.
(step aside)
カプチーノの注文が入った? ならばここは身をひいて
泡をつくる男に任せよう。
(身をひいて〜)

Sure, you charge five bucks for a cup of coffee,
it's putting that tip jar out that takes real guts.
(Yeah!)
君が一杯のコーヒーに5ドルもチャージしているのはともかく、
その上チップ用の瓶を出してるのはすごい度胸じゃないか。
(やるな〜!)

So, crack open an ice cold budlight, Guru of the ground roast,
it's not the caffeine that gives us the buzz, it's you.
さぁ、キンキンに冷えたバドライトの栓を抜こう、コーヒーの権威さん。
我々を興奮させるのはカフェインじゃない、君なんだよ。

(Mr. Fancy Coffee shop Coffee Pourer)