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携帯電話を契約しに行った。
友人が「お金がかからないように、うちの家族プランに入ればいい」と言ってくれるので、言葉に甘えることにした。「でも、本当の家族でなくていいの?」「何か証明は必要ないの?」と聞くと、「They don't care. They want business.ゴタゴタ言われたら契約しないで帰ってくればいい。息子を契約した時だって、別に証明なんて言われなかったよ」
これが日本だったら「ご家族以外の方はご契約いただけません」とか、「これこれの証明を」とか、絶対言われるんだろうな。(一応パスポートと友人宅に届いた自分宛の郵便物を持っていった、日本人の我。)
さて、Verizonのショップに着くと、「今、僕のプランにうちの息子が入ってるんだが、パートナーも入れたい」と私のほうを見て友人。店の人は「あ、そうですか、ハイハイ」という感じで、プランの説明を始めた。
*友人の家族プランに、私を追加する(家族ひとり当たり9.95ドル)。
*Verizonどうしの通話は全米中で無料。
*夜間(9:00pm~5:00am)と週末(土日)は通話無料。
*国内ローミング、長距離チャージなし。
*留守電/三者間通話/転送つき。
*他社との通話は60ドルで月700分まで。これを家族で使える。これを超過した通話料は、45セント/分。
*メールは一通15セントだが、ひとりあたり5ドルで月250通送受信できる。
*2年契約すると、ケータイの買い換えは無料(税金分だけを払うので、価格の8%)。家族の分も。
・・・確かこんな感じだった。
というわけで、私は18ドルくらいでケータイを買えることになった。友人には、毎月いくらか払うことで話が成立。
ショップで端末を見たけど、日本みたいにスタイリッシュでカラフルなものはない。それにウェブを見たりビデオや画像のやりとりをするには、グレードアップしたプランに入らなければならない。だけど通話はこの値段なんで、私は文句はない。でもこちらの人々は「無料通話の分数を持ち越しできないのはフェアじゃない」とか「なんで2年契約して、途中で解約するとペナルティで大金を払わにゃならんのだ」とかブツクサ言っている。
売上さえ上がれば別に本当の家族かはどうでもいい。こういうアバウトさは、私は好き。生真面目な人にはたまったもんじゃないんだろうけど。