「彼氏に子どもができたって言ったらおめでとうって言われたので、てっきり結婚するのかと思ったら、子育てのサポートはするけど結婚はしないよと言われた」。極端な例ではあるが、アメリカに住むアメリカ男性と日本女性のカップルには、いかにもありそうなすれ違いだ。妊娠=責任とる=結婚、というコースは、少なくともアメリカの大人の男女の間では過去のものとなってしまったようだ。
日本の現在と比べると驚愕する。All aboutで「デキ婚」を調べてみた:
   厚生労働省の統計では、いまや4組に1組のカップルが「できちゃった結婚」。また、平成12年には同年に生まれた第1子全体の26%、
15万人以上が「できちゃった結婚」によって誕生したと報告された。20−24歳の若いカップルの58%、10代のカップルでは実に81%が「婚前妊娠」しており、若い世代の結婚動機の多くを占めているとも推測される。
http://allabout.co.jp/children/ikujinow/closeup/CU20051107A/?FM=life
な、なんと、「子供ができたから(いいきっかけだし)結婚する」という人が、こんなに多いとは・・。
ドラマ『フレンズ』では、レイチェルがロスの子供を妊娠出産するが、二人は結婚という方法をとらなかった。『Sex & the City』でもミランダがスティーヴの子供を妊娠するが、自分の中で彼への愛を確認するまではシングルマザーだ。もしも日本のドラマでこの状況なら「好きどうしなんだし、結婚しちゃえばいいじゃなーい」とほとんどの人が思うかもしれない。でも、そういうシングルマザーやカップルは、アメリカでは当たり前に存在している。友人によれば、フランスやイギリスもそうだという。
デキ婚するということは、裏を返せばそれほど結婚にこだわっていないということであり、もしかしたらこだわってないから結婚生活が長続きするようにも思う。デキ婚してハッピーな人はものすごくたくさんいるだろう。でもやっぱり、親になる準備のできてない十代の男の子、女の子には声を大にして言いたい。避妊しようよーと。