2年ぶりに

2年間、ブログを書かなかった。 いろいろなことがあった。 喪失があり、発見があった。 振り返り、人というのは きっと死ぬまで成長をやめないんだな と感じている。 一番よかったのは 英語がうんとラクになったこと。 翻訳も、ものすごく早くなった。 初対…

ちょっとしたオバマのリンク集

新しい大統領が誕生した。 仕事先の人たちも、友人知人も、今日はとてもうれしそうだ。「Finally, I don't have to pretend to be Canadian.(これでもう、カナダ人のふりをしないですむわ)」なんてメールに書いてきた人もいた。 本当に多くの市民が参加し…

パウエルのオバマ支持と、市民の反応

大統領選挙日まで、あと11日。 現在の世論調査では、オバマが7%かそこらリードしている。「まだ誰に投票するか決めていない」という投票者の間でも、「オバマに傾いている」という回答が上回っている。 19日朝、コリン・パウエルがオバマ支持を表明したと…

Haruki Murakami in Berkeley

UCバークレーで行われた村上春樹さんのイベント、『Haruki Murakami in Conversation』に行ってきた。(写真は翌日、SF市内でのbook signing) チケットは完売したそうで、2千人くらい入るZellerbach Hallは満員御礼。観客は10代〜60代まで世代はさまざま、…

サンフランシスコが恋しい

日本に帰ってきた。3週間近く東京にいる予定。 今回は、ちょっと帰るのが億劫だった。 大統領選挙を5〜6週間後に控え、キャンペーンが盛り上がるアメリカを体験しそびれるのが残念なのだ。 日本の政治になかなか興味のもてなかった私が、なぜ自分の国でも…

大統領選とテックポリシー(Craig Newmarkのブログから)

「次の選挙では、絶対に共和党が勝つことを阻止しなければならない!」という言葉を、リベラルな街、サンフランシスコではよく聞く。そのために、ブログにシリーズで大統領選のことを書く人物も増えてきた。Craig's List(クレイグズ・リスト)の創設者/カ…

下品な演説 〜ジュリアーニとペイリン

先週の共和党大会。最終日のマケインよりも、前夜のジュリアーニとペイリンの演説に注目が集まったようだ。 ジュリアーニもペイリンも、オバマに意地悪だったなぁ。ジュリアーニはオバマの経験不足をさして、「job trainingしてる暇はない」(ペイリンのこと…

サラ・ペイリンという人

マケインの副大統領候補指名。 あれだけオバマを「経験がない」と批判しといて、指名したのがこの人ですか。 こんないきあたりばったりの意思決定をするとは。共和党はよほど人材不足なんだろうなぁ。 ペイリンさんって、アメリカの政治通でさえ、「はぁ?誰…

SNS嫌い

サンフランシスコに住むようになって一年。ひと月前にユリイカ・バレー(カストロエリア)に引っ越して、ますます知り合いが増えた。 facebookやmixiでつながった人も増えた。が、SNS嫌いな人が今もけっこういるのには驚く。 こないだ映画祭などドイツ政府の…

『解かれた封印』7日に放送

昨年7月にサンフランシスコに越してきてから、初めて米国リサーチ/コーディネートを担当させていただいた『NHKスペシャル』が、明日放送になります。 『解かれた封印 米軍カメラマンが見たNAGASAKI』 2008年8月7日(木) 午後8時〜8時49分 NHK総合テレ…

 最近ちょくちょくチェックしているのがPredictifyというサイト。

「Don't just read the news - Predict it!」というキャッチフレーズどおり、政治、経済、社会問題、気象、カルチャー、スポーツなどからさまざまな話題をとりあげ、ユーザが予想している。 同性愛結婚が合法化された今週、サンフランシスコで結婚するカップ…

 サンフランシスコは物価が高い。アメリカというと、みんなが広いアパートや家に住んでいると思っている日本人もいるようだが、サンフランシスコ市内に限ってはそうではない。1bedroomを借りようとすると、1500ドルくらい。2bedroomであれば、1800〜2300ドルくらいが相場だと思う。studio(ワンルーム)でも1000ドル以下のところはなかなかない。円高になり、1ドル105円で計算したとしても、10万円以下の家賃では、ひとり暮らしはできないということだ。

もちろん物価だけでなく、平均年収も高い。minimum wageは時給9ドルだ。私は日本のクライアントさんから日本円で支払っていただいているお仕事が多い。昨年引っ越してきた時は為替が1ドル125円くらいだったので、ジュースひとつ買っても「高いなぁ」とめげ…

きのうのオリンピック聖火リレー in サンフランシスコは、前代未聞の顛末だった。 おとといの夕方、土壇場になってギャビン(・ニューサム市長)が「明日のルートは変更する。でも公表しない」と発表。リチャード・ギアとデズモンド・ツツ大主教を迎えてのプ…

ベジタリアン・キッズ

人に意見するのは基本的に避けたいと思ってるんだけど、おととい、男友達に説教くれてしまった。 夕食時に、子供(12歳、9歳)が、「ベジタリアンになる」と宣言したそうな。で、彼は「地球のために菜食したいという子供を誇りに思う」とか言っている。 肉…

 新しいMacbookを買ったので、スリーブケースを探している。

ブティックやスポーツギアの店で、たまにかわいいのを見かけてはいたけれど、いざ買おうとなると見つからない。 自分のマックに入って一緒にお出かけしてもらうのだから、それなりに好みのものがほしい。 オンラインで探してみたら、いろんなのが出てきた。 …

 Creative Commonsのレッシグ教授が、Change Congress(議会を変えよう運動)を発足させた。

ワシントンDCの献金の悪影響にまみれた状況を変えるため、政府の機能を根本的に改革するための運動とのこと。レッシグ教授と並ぶ発起人のジョー・トリッピ氏は、「大統領選において初めて、オンライン技術を使った大規模な草の根運動を組織した」人物。 スタ…

 ミクシィ利用規約の第18、19条がユーザの反発を呼んでいる。

このことをアメリカのブロガーに話したら、B-net(C-netのいとこサイトらしい)に載った。 Mixi IP Fight: Who Owns Social Media Content? (MixiのIP論争:ソーシャルメディアのコンテントは誰のもの?) アメリカでもJポップが好きだったりして、ミクシィ…

沖縄の中学生を暴行した米兵が釈放された。自分の国(米国)でやったら、間違いなく刑務所行きになることをしたのに、と思うと歯がゆい。 Statutory Rapeという言葉がある。日本では法的強姦、などと訳されているようだ。日本語/英語のWikipediaを参考に簡…

日本では40代ともなると自分のことを’おじさん’’おばはん’とか呼んで、表向きには「恋愛は卒業しました」という顔をしている人がけっこう多い。 アメリカでは’おじさん・おばはん’にあたるような言葉はないし、恋愛を卒業する気は全くない人のほうが多い。 …

ドキュメンタリー番組の取材で、ワシントンDC、ナッシュビル、ラスベガスとまわってきた。 DCのダレス国際空港は「イオンスキャン」とかいうセキュリティシステムを使っており、セキュリティゲートに入ると四方からプシュッと空気が発射される。なんか病院検…

日本行きの飛行機で、見逃していた映画『Into the Wild』を観た。 恵まれた環境で育った青年が、大学卒業後、将来を約束されたコースを捨てて、貯金も寄付してヒッチハイクしながら荒野の世界に入って行く。アラスカで遺体で発見された、クリス・マッカンド…

Room to Readのジョン・ウッドさんが来日し、以前のブログエントリー『マイクロソフトを辞めて世界を変える 〜ジョン・ウッド氏』へのアクセスが増えているので、オンラインで見られる記事へのリンクをつけておきます。 LINKCLUB NEWSLETTER 11月号 『教育と…

2、3日前にアップロードされてから、ベイエリアでやたらウケてるビデオがメールでまわってきて、私も大笑いした。 The Richter Scalesという男性コーラスグループがつくったもの。 英語歌詞つき。

写真は、レッシグ教授とジンボさん。 昨夜、ウィキペディアのジミーさんとiCommonsのヘザーさんがホストするパーティに行ってきた。2人は来年にかけて世界各地で’パーティツアー’を行なっているのだが、そのサンフランシスコ/ベイアリア編が昨日だったのだ…

 アメリカのティーネージャーは早熟そうなイメージがあって、最初は話すのがちょっと恐かった。実際に時間を過ごしてみたらそれは完全な偏見で、むしろ日本の子よりも無邪気な感じがすることも多々ある。本や映画の感想を話し合ったりもするのだけど、盛り上がるのは同じ音楽が好きだと知った時だ。

で、ティーネージャーにすごく人気のあるのがLinkin Park。デビューした時から私も大好きなバンドだ。 96年に結成。ウェブサイトを起ち上げてMP3ファイルをアップロードした。この時まだ20歳前後。他のウェブサイトやチャットルームで告知をしてサイトに人を…

 1週間ほど、NYに行ってきた。

8月に就航した「ヴァージン・アメリカ」に乗っていったのだけど、フライト・アテンダントがやたらとフレンドリーだった。たまたまフレッド・リードCEOが同じ便に乗っていて、ラッキーにもその場でインタビューさせてもらえた。 どうしてサンフランシスコを…

パワーハラスメントに初めて労災認定の判決が下りたことを、ネットのニュースで知った。 海外に住んで時間がたってくると、日本で起きているニュースがすごく現実離れした、フィクションみたいに思えることがある。同じくニュースの見出しに並んでいた、「野…

 先週末、とても楽しみにしていたイベントに連れていってもらった。その名もThe Rolling Stone Ex-Employee Reunion。『ローリング・ストーン・マガジン』で働いていたジャーナリスト、エディター、デザイナーたちが、30年ぶりで集まったのだ。

Rolling Stone Magazineは、1967年、サンフランシスコで誕生した。ヤン・ウェナーが音楽ライターのラルフ・グリーソンを誘って、「音楽のことだけでなく、音楽が表現するものやあり方について書こう」と始めたもので、第一号の表紙は映画『How I Won the War…

3週間ほど、東京に戻っている。サンフランシスコを発つ前、『No End in Sight』というドキュメンタリーを観た。 イラク戦争がどのようにして始められ、どのように間違った意思決定がなされていったかが、政府関係者の証言を通して浮き彫りにされていく。 映…

アジアやアフリカに図書館、学校を建て、子どもたちに奨学金を授与する教育NGO、Room to ReadのCEO、ジョン・ウッド氏をインタビューしてきた。 ジョン・ウッド氏はマイクロソフト社のアジア地域担当のエグゼキティブだった時に、バケーションでネパールに行…