sasajun2007-03-19

 先週、アメリカ大使館にビザ面接に行ってきた。
 春と夏は学生ビザの申請が多いため、すごく混むんだそうで、この日も待ち時間は2時間。一番前に座って他の方々の面接の様子を見ていたら、労働ビザを申請している人以外は、面接は簡単だった。領事さんはみんな30代くらいで感じがよく、日本語も上手な方が多かった。
 私はジャーナリストビザの申請をしたのだが、何らかの記者証を提出するよう言われた。アメリカでいうところの「プレスカード」で、あっちではどこでも比較的簡単に発行されるそうだ(確かホワイトハウスで、ブロガーの記者にプレスカードを発行して話題になったことがあった気がする)。日本ではテレビ局や新聞社の社員証などがあればOKなのだが、私のようなフリーランスの場合、出入りの放送局やどこかのジャーナリスト団体から出してもらわないといけない。これまでジャーナリストビザをとったフリーランスの人たちは、ほとんどが「必要なかった」と言っていた。
 という事情を領事さんに説明したら、それでも記者証が必要か、ほかの人に聞きにいってくれた。が、戻ってきて「やっぱり何かしらのIDが必要。それさえ送ってくれれば、翌日5年のビザを出してあげるから」と言われた。「I am sorry we cannot finish this today. But don't be nervous. I am here to help you.」と慰められ(?)、パスポートも書類も預けたまま戻ってきた。こういうことがあるから、提出書類はすべてコピーをとっておけと言われるわけなのね・・。
 というわけで、プレスカードの発行を手配している最中だ。
 
 ところでこの面接、リハーサルをしていったような気分で受けられた。というのもmixiのコミュで、ビザ面接の体験談をいくつも読んでいたからだ。こういうニッチインタレストの情報を詳しくシェアできるというのはSNSならではで、とても感謝している。
 
 あらためて感じたのは「こんなにアメリカに行く人がいるのか・・」ということ。特に学生ビザをとりにきた若い子たちは、面接もほんの一瞬で数をさばかれている、という感じだった。その多くが、語学留学のようだった。子どものころから飛行機に乗り、ハンバーガーを食べてきた20歳くらいの子にとっては、とても身近な国なのかもしれない。世界最大の第二言語である英語を身につければ、アメリカはもちろん、世界の国がもっと面白くなるだろう。