2005-01-01から1年間の記事一覧

サンフランシスコから日本に戻り、豪華なデコレーションやMerry Christmasというサインを目にし、クリスマスソングをやたら耳にするので、面食らってしまった。あちらではクリスマスソングはさほど聞かなかったからだ。 "Merry Christmas"という表現を使うか…

特に美形というわけではないけど、とても知的で品性があり、ほのかにセクシーな男性というのに、たま〜にだけど お目にかかる。チャイニーズアメリカンのE君もそうだ。初めて会った時もそう思ったが、パーティで3度目に会っても、印象は変わらなかった。で…

Long Now Foundationのセミナーに行こうかさんざ迷ったが、講演内容は後でサイトで聞けるのでパーティに行くことにする。イベント/オフィススペースを借りての、さまざまなNPOの人たちの忘年会だ。宴がひと段落して、なんとなくテーブルを囲んだ5、6人の…

Long Now Foundationでは、毎月一度ゲストを招き、サンフランシスコで講演を行なっている。12月のゲストは『The End of Faith: Religion, Terrror, and the Future of Reason』を書いた気鋭の哲学者Sam Harris。この本は、たとえ自分の宗教に従うことが残虐…

Long Now Foundationは、『Whole Earth Catalogue』を作ったステュワート・ブランドがpresidentを務め、『Wired』編集長だったケビン・ケリーも運営に携わっている基金。 現代の”より速く/よりチープに”というメンタリティの真逆である”よりゆっくりと/ベ…

パーティで、素敵な紳士に会った。すらりとした長身、ぴんとのびた姿勢、グレーに光る髪、知的なまなざし・・。この感じ、どこかで見たことあると思っていたら・・納得! ユナイテッド航空のパイロットを、数年前にリタイアしたんだって。今も制服がぴったり…

12月、アメリカ、日曜日、とくれば、そう、アメリカンフットボール。家にいればネットでESPNのサイト、車に乗ればラジオ中継、喉が渇けばパブやバーでテレビ、友達の家に行けばテレビ。多くの男性方は、とにかくゲームが気になってしょうがないのだ。国際線…

今夜はサンノゼに住むカップルの家で、サプライズ・バースデーパーティ。集合時間の6時前に行くと、すでに30人ほどの人がワイングラス片手におしゃべりしている。うわー、女性たちがちゃんとメイクしてるよ。デザインもののセーター着てるよ。いかにもサン…

nouggy nouggyをどう訳そう。「ぐりぐり」かなぁ。 こぶしの節を使って、誰かに「ぐりぐり」する時に"nouggy nouggy"と言うのだ。 最初アレンがやった時はオリジナルの擬態語かと思ったが、「れっきとした英語だ」とスペルを教えてくれた。名詞として、"I ge…

サンフランシコはveggie(ベジタリアン)の街、というのは言い過ぎだが、たまに肉をやめる時期を設けるパートタイム・ベジタリアンを含めると、おそらく5人に一人くらいはベジタリアンだろう。 うちの母などはアレンが肉も魚も食べないのを由々しき問題だと…

おたくという言葉がオタクになり、Otakuになった。なんたって2004年にはヴェネツィアビエンナーレの日本館でも展示されちゃったし・・。 http://www.jpf.go.jp/venezia-biennale/otaku/j/index.html この展示のコミッショナー、森川嘉一郎氏が、「世間がオタ…

NYの友人とスカイプしていたら、Densha Otoko(Train Man)のことをしきりと話す。「何で知ってんの?」と聞いたら、リンクを送ってくれた。 http://www.jdorama.com/drama.933.htm このJDramaサイト、シンガポールに住んでいる日本ドラマファンが運営している…

ゴッホと庭に関する本を訳し終えた。生きている間に売れた絵がたった一枚だったなんて、悲しすぎる。翻訳をしていて泣いたのはこれが初めてで、訳し終えた時には自分の中の「悲劇」の定義が変わっていた。

敬愛するエディター、HOTWIRED編集長の江坂健氏にお会いする。しかしなんと、お話をうかがっている間にカセットテープが動いていないことを、*江坂さんが*発見。巻き戻してみると、15分くらいが録れていなかった・・。ひきつる私に江坂さんは「ゆっくりい…

PMSという言葉、思ったよりも知らない人が多いのだが、premenstrual disorder syndrome、月経前緊張症候群のことを言う。生理前の腹痛、むくみ、イライラ、落ち込みなどなど。男性には鬱病を経験していない限りなかなか想像しにくいだろうが、女性はむっちゃ…

話には聞いていたが、本当に素晴らしい映画祭だった。山形国際ドキュメンタリー映画祭。ふだん観ている映画やテレビ、ジャーナリズムに飽き足らない人は、ぜひ足を運ぶことを勧める。大都市の映画祭は会場の移動が遠かったり、キューラインが長過ぎたり、ゲ…

スゴイ映画だった。「ダーウィンの悪夢」は、既に多くの映画祭で受賞をしており、欧米では劇場公開もされている。読み聞きはしていたグローバライゼーションの問題だが、映像として目の前にすると口もきけないほどの衝撃だった。ところはタンザニアのビクト…

山形国際ドキュメンタリー映画祭で最初に観た作品は、オーストラリアの監督の「In the Shadow of the Palms」(http://www.intheshadowofthepalms.com/)。アメリカによるイラク侵攻前とそのさなかの、バグダッドの普通の人々の日常がおさめられている。「ア…

バドワイザーライトのラジオCMシリーズ、Real American HeroとReal Man of Genius。 「プロレスのコスチュームデザイナー」とか「フォーチュンクッキー・ライター」とか「ウェディングバンドのギタリスト」とか、いろんな職業の”本物の男(ヒーロー、天才)”…

理解に苦しむコミュのルール

あるソーシャルネットワーキングサイト内の、コミュニティでのこと。誰かがスレッドの中で、政治的なイベントの感想を簡単に書き、「もっと詳しいことはブログにまとめてあります」とリンクを書いてあった。そしたら何と、「自分のブログへのアクセス数を上…

Mr.B and Mr. K 〜似てないかい?

・・アメリカの大統領と日本の首相。今回の選挙は前回の大統領選を彷彿とさせるものがあった。なんかアニメキャラの人気投票を見ちゃったような気がするのは私だけ? 民主党の迷走ぶりも、米国民主党の煮え切らなさにどこか似てる。2/3の議席を自公がとっ…

911

今日は選挙の日。そして同時多発テロが起きた日。911という数字は、アメリカでは救急電話の番号だ。その数字が彼らにとっても世界にとっても、それ以外の重い意味をもつようになったのは悲しいことだ。きのう前投票に阿佐ヶ谷まで行ったら、パール商店街…

Sex & the Cityの第6シーズンを見る。友達に聞いてはいたけど、泣いた泣いた。第5、第6シーズンは、大団円に向かって主人公の4人が人生と折り合いをつけていく。試練を乗り越えて人間的に成長していく姿に、もう感無量・・。個人的にこのドラマが好きな…

日本珍道具学会の川上賢司さんに会いに行った。いい感じに散らかったオフィス。川上さんのくすくす笑い。「今この瞬間、アリンコに煙草を吸わせる方法を考えてる人が、世の中に何人いるかって考えてみて。それが64億人分の一の、自分のアイデンティティに…

underdog

「敗け犬」という言葉、今もけっこうよく聞く。立ち読みしただけでちゃんと読んでないけど、私としてはこの本の売れ方から、「敗け犬=したたか」というイメージが、なんとなくできてしまった。この言葉がブームになったとき、私は自由業だから何も感じなか…

TV通販で気になっていたプリモプエルのサイトに行ってみた。 http://primopuel.net/index.html 話しかけたり手を握ったりすると、センサーに反応して250~400種類のフレーズをおしゃべりする人形で、声の掛け方によって性格が違ってくるとのこと。「行ってき…

アメリカのアクション映画を日本で撮影するので、通訳翻訳を探している。と言われ、プロデューサーに会いに行った。そこで聞いた実情が、何とも・・。来日するアメリカ人スタッフはハリウッドの労組に守られているので、残業はほとんどしない。が、彼らが帰…

Canal Cafe

女性が女性にほれるって、こういうことだよねー。こいちゃんに会うと、いつもそう思う。こいちゃんは聡明で誠実で美しい。一緒にいると安心するやらワクワクするやら。こいちゃんに恋する男性の気持ちがわかるよー。今日は神楽坂で待ち合わせ。もっと待ち合…

数週間前、アメリカの翻訳会社から誘われて翻訳トライアルを受けた。あるIT企業がとてもかっこいいウェブサイトを日本にもオープンするというので、翻訳者を探していたのだ。3ページほどの試訳テストのほか、レジュメ、自己紹介レターの提出。さらにクライ…

グローバライゼーションの波は、翻訳業界にも押し寄せている。欧米の大企業では、ウェブサイトの制作を一括してやっているところが多い。つまり、例えばイギリスの制作会社がA社のウェブサイト制作を引き受け、英語のオリジナルをもとに各国語バージョンをお…