理解に苦しむコミュのルール

あるソーシャルネットワーキングサイト内の、コミュニティでのこと。誰かがスレッドの中で、政治的なイベントの感想を簡単に書き、「もっと詳しいことはブログにまとめてあります」とリンクを書いてあった。そしたら何と、「自分のブログへのアクセス数を上げるような行為はやめてくれ」と批判が上がったのである。ぎょっとした。もとの投稿者は、
長々とした文章をペーストするよりも、興味のある人が読めばいいと思い、良心的にしたことだと思う。それがそんな風にたたかれるなんて。掲示板から面白いブログを見つけたら、それって単純に参加者の利益じゃないのー? 他人と何かをシェアしようという精神や、インターネットの特性というのをどう考えてるんだろうか。学校じゃないんだから、ヘンな規則はいらないと思うんだけど。
ついでに、選挙前にどこに投票する?というトピックがたった時も、「選挙前にネットでこういうことを討議すべきでない」という批判があった。一体どうしていけないのか、理解に苦しむ。ふだん、新聞やテレビで情報を得ているのと同様に、個人の意見を聞くのだって大事じゃないんだろうか。というか、ネットはそのための素晴らしいツールなのだ。ひとつの政党に肩入れしている人がいるのは当然で、それを聞いてどう考えるかは自分の判断であり自分の問題・・だと、私は思うのだけど。必要ないなら、読まなければそれでいいのに。
前出のような学級委員的発言の背後に見えるのは、「(他人に対する影響力において)コミュに参加する人は公平でなければならない」というよくわからん平等主義と、「誰かに影響されるのが恐い」という閉じた態度。もっと自分自身の考えに自信をもって、人は人、自分は自分、でよいと思う。コミュや掲示板が情報交換の場としての機能を失って、感情のゴミため化するのはつまらない。