敬愛するエディター、HOTWIRED編集長の江坂健氏にお会いする。しかしなんと、お話をうかがっている間にカセットテープが動いていないことを、*江坂さんが*発見。巻き戻してみると、15分くらいが録れていなかった・・。ひきつる私に江坂さんは「ゆっくりいきましょう」と嫌な顔もせず、さらにブランクテープを買いにまで行ってくださったのだ・・。あぁ、申し訳なや・・。
後半はiPodとテレコとダブルで無事に録音できた。よりによってこんなにお会いするのを楽しみにしていた方の前で、こんなアクシデントに見舞われるとは・・。リスク管理が甘すぎた自分を反省。
江坂さんのお話には、おおいにインスパイアされた。江坂さんの中にすでに記事の構成ができあがっていたので、本当にラクをさせていただいてしまった。ありがたや・・。
2005年を振り返っていろいろと語っていただいたのだが、やはり心に残ったのは一番最後におっしゃって下さった「新しいテクノロジーによるビジネスの流れというよりも、それによって世の中が本質的にベターな方向や自由な方向に向くかということに興味がある」という言葉。やっぱり!とうれしくなってしまった。
私自身、テクノロジーが進化することが、必ずしも世の中や人間のあり方をよくすることを意味しないところまできてしまったことを感じているし、テクノロジーが人間の本質的な生き方に与える影響にとても興味がある。そうした情報を伝えてくれるWIRED magazineやHOTWIRED JAPANは、貴重な読み物だ。