「私もアメリカ人とつきあいたい」という女性がけっこういる。そういう女性に「煙草やめれば、出会いの確率が格段に上がるよ」と言うと「ダメダメ、やめらんない」と言う。次に「少しでも英語勉強した方がいいよ」と言うと「ムリムリ、日本語のできる人がいい」と言う。ここで私はどつきたくなるのだ。「お前、ホントにやる気あんのかーっ!」と。
人はキャリアのためなら、時間も労力も使う。学校に通い、スキルを身につけ、履歴書を書き直し、何通もあちこちに送り、ドレスアップして面接に行き・・。なのに、多くの女性にとって仕事よりも大切な存在である、恋人やパートナーを探すのには何の努力もしたくないっていうのは、ちょっと怠慢じゃないかい?と思ってしまうのだ。
数年前にアメリカのビジネスウーマンが書いた「30過ぎて結婚相手を探す方法」とかいう本があったが、恋愛・結婚市場において自分をマーケティングするというのは、手法として考えてみてもいいと思う。それはつまり、自分をよく知るということに尽きてくるのでは、と思うからだ。
・・なーんてのたまうと、「あなたは半分アメリカの人だからー」なんて言われてしまう。でもなぁ、何十年待っても馬に乗った王子が現れてないなら、自分から自転車で出かけてみたっていいのになぁ、って思うよ。