数日前、CNNのLarry King Liveジョージ・クルーニーが出ていた。アカデミー賞にノミネートされていた作品が話題の中心。特に監督した『Good Night and Good Luck』を題材に、ジャーナリズムや政治についての私見をかなりオープンに語っていた。インタビューのスクリプトはここで読める。
http://www.clooneystudio.com/larry_king_live_transcript021605.html
この映画、私もアメリカで観たのだが、政府やメディアのあり方に対する人々の危機感を、ずばりと指摘している。クルーニーは有名ジャーナリストの息子であり、自他ともに認めるリベラル。愛国法に疑問を唱えたり、FOX newsのビル・オライリーとやりあったりと、ハリウッドのリベラル派として目立つ存在になっている。
ところでこの映画のexecutive producerは、イーベイの創業者、ジェフ・スコールだ。さまざまな社会活動を行なうスコールが2004年に発足したのが、Participant Productionという製作会社である。世の中を変える力をもつ映画やドキュメンタリーを作る、という信念のもと、社会問題を扱った映画を製作している。そして、映画のリリースと連動して、一般の人々が世の中を変えるために参加できる仕組みを、オンライン中心に作っている。これについては、また日を改めて。