UCSF Dentistry School

UCSF(カリフォルニア大サンフランシスコ校)Dentistry School(歯科学校)に見学&取材に行く。ロビーに、カリフォルニア初の女性歯科医が使ったという治療椅子が展示されてたんだけど、これがぱっと見、拷問台・・。ミシンみたいなペダルがついていて、それを歯科医がふみふみすると、歯を削る器具がウィーンと回転する、という仕組みみたい。こわいよー。歯ブラシの歴史も展示されていて、毛のついた歯ブラシが初めて使われたのは、中国でAD1500年とか1300年とかだったらしい。
案内&お話ししてくれたDr.Staninecは、物腰のやわらかい、日本語も上手な先生。英語で話していても、何となく日本語で話してるときのような距離感というかリズムがあった。ウクライナチェコから子どものときに移住してきたそうで、その背景もあるのかな。一緒に行ったカメラマンも気に入ったようで、「僕もこんど先生のとこ行こうかな」。いい歯医者さんを見つけるのって簡単じゃないもんね。
それにしても面白かったのは、教授、学生、患者がよくしゃべること。下手したら治療してる時間と同じくらいしゃべってるかも? 聞けばよその国から研修に来た歯科医が、患者が当たり前に口答えや質問をするのでショックを受けてしまうことがよくあるとか。「国によっては先生はとってもエライ立場なんだけど、ここはそうでもないですからね」とStaninec先生。それにちゃんと話して合意の上で治療しないと、訴えられちゃうもんね、アメリカは。