sasajun2007-08-21

 週末、カリフォルニアワインの産地、メンドシノ郡に行ってのんびりしてきた。
 
 宿泊先は、友人が別荘として持っているログキャビン。集まった面々の半数以上が大学の先生、ジャーナリスト、作家で、日本について色んなことを聞かれた。
 
「温暖化の影響はどれくらいあるのか。富士山にも影響は出ているのか」
「ロシアとの北方領土の問題は、どうなっているのか」
「阿部内閣の立場は、どうなっているのか」
「日本で暗殺された政治家について教えて」
村上春樹はどんな位置づけの作家なのか」
「なぜ日本には自殺が多いのか?」
 
 ・・・などなど。日本語でだってようわからんことを英語で説明しなきゃならんのだから、もうしどろもどろ・・(涙)。
 
が、個人的にいちばんずっしりきたのが、次の2つの質問。
靖国参拝問題について教えてほしい」
「ひきこもりというのはどれくらい深刻なのか? ひきこもった果てに家族を殺す人がいるのはなぜか?」
 
靖国については、こういう意見とこういう意見を聞きます」「私が個人的に思うには・・」という感じでなんとか答えたけれど、ふだん見聞きしているわりには理解が欠けていることを痛感。
 テレビ/ラジオ局の役員の方によると、「日本に特派員はおいているが、質問しても限りなく’わからない’に近い返事しか返ってこないことがいろいろある」そうで、興味があるとのこと。「日本に取材に行くとき、一緒に仕事するか?」と聞かれて、「ハイ!ぜひ!!」と即答した。
 
 上のような質問には、模範的な回答というのはあっても、「正しい答え」があるわけではない。でも、曲がりなりにもマスコミの仕事をしているんだから、自分なりに情報を集めて自分なりの考えをもち、ひととおり英語で説明できるようにしておきたいと思う。日本の歴史や政治について詳しい方にお会いすることもあり、勉強しなくちゃとおおいに反省させられる。それにしても、この先、自分の記憶力の乏しさが憂える。頭にアタッチできるメモリチップがあったらなぁ。
 ともあれ、次に帰国した時は、いっぱい本を買って帰ってこよう。