おたくという言葉がオタクになり、Otakuになった。なんたって2004年にはヴェネツィアビエンナーレの日本館でも展示されちゃったし・・。
http://www.jpf.go.jp/venezia-biennale/otaku/j/index.html
この展示のコミッショナー森川嘉一郎氏が、「世間がオタクを追っかけても、追いついたと思ったところにはオタクはすでにいなくて、足跡だけが残ってる」というようなことを発言されていたと記憶する。
まわりがオタクの遺物の片鱗(?)をかじって喜んでいる間に、ホントの(?)オタクの方々がどこにいってしまってるのかはわからないが、アメリカにもその片鱗は渡っている。
とうのは、あちらにいるとOtakuのグローバライゼーションを感じることがある。例えばサンフランシスコにはジャパンタウンというのがあって(要するに和食食店だのお店だのがテナントに入った建物群なのだが)、そこにあるカレー屋さんのカウンターで、コミックを読みながら*スプーンで*カレーライスを食べている若い白人の男の子を、普通に見かけたりするのだ。そういう子がOtakuにqualifyするか否かはともかくとして、本人がOtakuに憧れていることは、Tシャツに書いている文字などを見ると一目瞭然だ。だって、「オタク」とカタカナで入っていたりするんだから・・。「萌」という漢字は見たことないけど。輸出されたOtaku cultureが、いかにアメリカに根を下ろし、育つか。5年後、10年後に興味津々だ。